編み物のかぎ針編みが苦手な5つの理由

編み物のかぎ針編みが苦手な5つの理由

手編み講師 棒針編み大好きなtomominです。

今日は棒針編みとかぎ針編みについて書きたいと思います。
毎回このブログの最初に合言葉のように
「棒針編み大好き」と書いていますように、
私は圧倒的にかぎ針よりも棒針編みが好きです。
その理由について、独断と偏見で考えてみます。

その1 拾い目の位置を自分で考えて拾わなくてはならない

棒針編みは最初から編む目が針に掛かっているので、拾い目の場所を探す必要がありません。
それに比べてかぎ針編みでは、次にどこの目を拾うかを探さなければなりません。
これが苦手な一番の理由かと。
かぎ針編みでマフラーのようなまっすぐに長いものを編んだことがある方は以下のような失敗を経験されたことがあるのではないでしょうか?
段が変わるところで、この拾い目の位置がずれて 目数が増えたり少なくなったりという間違えに後で気づく…
例えば「長編みの頭を拾う」とかいう表現が良く使われていますが、この”頭”を見極めるのに結構慣れが必要です。
最近、追い打ちを掛けるように視力が落ちているせいで、暗い夜に黒や紺色の毛糸は拾い目の位置が見えにくくて編めません。涙

私が苦手なかぎ針編みを一応習得できたのは「毛糸編み物技能検定」の試験勉強でみっちり独習したお蔭。それと、間違い易い場所にマーカーを駆使するようにしたせいだと思っています。

その2 編み地が厚い

棒針編みは普通のメリヤス編みを例にすると、糸が2次元に波状に繋がっていくので 編み地の厚さ=糸の太さとだいたい同じになります。
それに比べて、かぎ針編みは糸を鎖状に絡めて編んで行くので、基本編み地は3本分の糸で成り立っていることになります。
勿論、透かし模様等編み方を変えることでいくらでも軽くはできるのですが、
例えば目の詰まったジャケットなどを編む場合は、棒針編みよりかぎ針編みの方が確実に厚い=重い=糸が沢山必要 ということになります。
かぎ針編みのウェアはずっしりきますね。

その3 利き手だけを酷使する

棒針編みは右手と左手にそれぞれ1本ずつ針を構えて編みます。
確かに糸のかけ方によってフランス式とアメリカ式の違いがあり、糸を右手に掛けるアメリカ式の方が右手をより多く使いますがそれでも両手の共同作業です。

それに比べ、かぎ針編みは利き手でかぎ針を持ち、ひたすら編み続けることになります。
夏用のバッグや帽子等、きっちり目を詰めて編まなければならないとき 兎に角右手だけを酷使するし、力を入れるのが辛かったです。まぁ非力なせいもあるのでしょうが…



その4 小物の編み図は多いけれど、使いたいものが少ない…

うーん、編みぐるみとか、カラフルな毛糸で編んだモチーフ繋ぎとか
可愛いと思うけれど、じゃ部屋に置きたいかっていうと、微妙…

その5 かぎ針編みのウェアが似合わない

えーと、これもあくまでも自分では似合わないと思う=好みのデザインが少ない ということでして。
考察するに、セーターだったら断然シンプルなもの、メンズライクなもの=直線が協調されたデザインが似合う私としましては可愛いもの、曲線で構成されている編み地というものが 全くと言っていいほど似合わないんですね。。
着ると5歳は老けるし、ひと昔前のイメージの人になっちゃう。
多分、自分が女性らしい曲線的な外見だったら 可憐にかぎ針編みのウェアも着こなせるんでしょうけど。

かぎ針編みが苦手な理由をまとめると
拾い目が自分にとっては難しい割
出来上がった喜びが少ない=好みに合ったデザインのものがない。
ということに尽きるのかなと。
あ、これは主にウェアやインテリア小物に限っての話です。
かぎ針で編んで良かったものについても
機会があったら書きたいと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
よい一日を!
れっつ えんじょい にってぃんぐ♪

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