編み物でセラピー?

編み物でセラピー?

手編み講師 棒針編み大好きなtomominです。
今年も残すところ1か月半、やることがいっぱいで
気ばかり急いてストレスが溜まってます。
そんなときこそ、ちょっと手を休めて深呼吸。
息が浅くなっていることに気が付きました。

編み物っておばあちゃんの趣味って思っていませんか?いえいえとんでもない!
今日は編み物の良いところについてお話ししたいと思います。

編み物をしていると幸福感が増す

例えばメリヤス編みのセーター。
ニッターの間ではひたすらメリヤス編みを編むことを
「メリヤス砂漠」と言います。
この単純な指の動きの反復をしていると
脳内にセロトニンという幸福感を感じる物質が出るという研究があります。
血圧降下に良かったり、心拍数も下がるというデータも。
指と目と脳を使うので、認知症予防にも効果的です。

編み物をしているときは集中するため無心になれる

なんだか気分が落ち込んでいるなぁとか
今日はイライラして仕方がないって日がどうしてもありますよね。
そんなときに編み針を握ると…
私の場合は間違えます。^^;
せっかく編み進んだつもりが、後から間違いがわかりほどく破目になったり、
何回数えても作り目の数が合わなかったり、
コンディションが良くないときに、難しい過程をすることはあまりおすすめしません。
ただ徐々に集中して、気が付くと無心になっているという場合がよくあります。
また、過去の成功体験を脳が覚えていて、
ここをやりぬいたら達成できるという良いループに乗れるので
気持ちが明るい方へ向きます。
瞑想をしているのと似た状態を保てるという研究もある位です。

作品を編み上げる達成感が味わえる

どんなものでも「できた!完成した!!」という
達成感を味わうことが何より大切です。
作品の大小、上手下手はこの際関係ありません。
上手いにこしたことはありませんが、最初から上手な人はいません。
作品をひとつずつ編み上げると同時にスキルも上がっていきます。
途中で編むのを止めてしまってものも色々ありますが、
編み掛けで放置されている状態の「物」とモヤモヤした気持ちと
完成した「作品」と嬉しい充実感とでは雲泥の差がありますね。

編み物は失敗してもほどいてやり直せる

できれば失敗したくはないですが、毛糸は繋がっていますので
もしも間違えたり気が変わってしまったら、解くことができます。
おなじ手芸でも縫物の場合は布を裁断してしまったら
もう後には戻れませんね。
(この後には戻れない潔い感じも嫌いではないですが…)
編み物の「間違ってもやり直せば大丈夫」という安心感は貴重です。



編んだ作品は実用性があって使える

達成感を味わえるだけではなく、編んだ作品は自分で使ったり
誰かにプレゼントすることだってできます。
特に寒い冬は毛糸のアイテムは必需品ですね。
これからの時期、手編みのアイテムを身に付けてお出かけする、
お家での防寒にと大活躍すること間違いなしです。

編み針と毛糸だけ用意すればいい手軽さがある

基本的には編み針と毛糸だけあれば、どこででも編めます。
電車の中でだって、アウトドアでだって。
織物や縫物は織り機やミシンなどが無ければできませんし、
道具が大きいので、その道具を置いた場所でしかできません。
私は病院の待ち時間が長そうなときや、
仕事と仕事の間の空き時間が長くなりそうなとき
バッグに編み物のプロジェクトバッグを入れて出かけます。
軽いし、全然かさばらないし、何だか平和な気分にもなれます。

編み物は集まってお話ししながらできる

編み物はその手軽さ故に、編んでるものを持ち寄ってみんなで編むことができます。
手を動かしながら、楽しくおしゃべりをする。
ときには手が止まって口ばかり運動しているときもありますが(笑)
話題は編み物の話からはじまって、最近の出来事だったり
クルクル変わります。
その気ままなおしゃべりの時間がストレス発散に最適なんです。

 

編み物はストレスフルな今を生きるすべての人に良い効果が沢山あります。
既に編み物大好きって人にも様々な効能は更に嬉しいプレゼントですね。
スマホを少し脇に置いて、編み針を手に取ってみてはいかがでしょうか。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
よい一日を。
れっつ えんじょい にってぃんぐ!

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