つま先から編む靴下編み始め

つま先から編む靴下編み始め

手編み講師 棒針編み大好きなtomominです。
快晴な秋晴れ、今日はお洗濯を沢山しましたよ。

さて靴下はつま先から編む方法がおすすめな理由をお伝えしました。
今日はつま先から靴下を編む方法・種類を具体的に書きたいと思います。

英文ニットでは作り目のことを「Cast On」と言います。
(伏せ目のことは「Bind Off」と言います。)
つま先から編む靴下の場合、一番最初にするのが
つま先からのCast On。
おすすめの方法をあげて行きましょう。

つま先の形の種類とおすすめの作り目

Wedge Toe  +Judy’s Magic Cast On

ウェッジトゥ +ジュディズ・マジック・キャストオン
Wedge Toe ウェッジトゥ とは
オーソドックスな楕円形のつま先です。
(トップダウンでもトゥアップでも編めます)

Judy’s Magic Cast Onは
ニットデザイナーのジュディ・ベッカーさんが考案しました。
1本の輪針の両端2本を使い、交互に毛糸をかけながらする作り目です。
最初は糸を掛ける順番が難しく感じますが、慣れれば身体が覚えます。^^
慣れると簡単故に、この作り目が一番ポピュラーなのでは?と思う位。
Judy’s Magic Cast-Onで編み始めるとき、
私は作り目が若干大きくなってしまうので、
意識して針の号数を1号小さくするようにしています。
必要な目数を作った後、2段目を編むのに、針を入れる方向に迷いますが
編み地をよく見て、メリヤス編みが捻じれない方向に編めているか
確かめながら進めましょう。

Horizontal Toe +Provisional Cast On

ホリゾンタルトゥ+別糸で仮の作り目

Horizontal Toe ホリゾンタルトゥとは
メリヤス編みの小さな正方形から拾い目と増し目で形作る
きれいなカーブのつま先です。

Provisional Cast On 別糸で仮の作り目をつくり
小さな正方形を編んだら、その四辺から目を拾います。
つま先の左右で規則正しく4目づつ増し目をすることで
マチ部分のはっきりしたつま先を形作ることが可能です。

Short Row Toe  +Provisional Cast On

ショートロウトゥ +別糸で仮の作り目

Short Row Toe ショートロウトゥ とは
引き返し編みで形作るつま先のことです。
この方法は指の付け根からProvisional Cast On で
別糸の仮の作り目から拾い目して、
編み残しの引き返し編みと編み進みの引き返し編みで
つま先の丸みを形作る方法です。
つま先からの作り目が難しく感じるときや
つま先と足回り部分のカラーを変える場合などにもおすすめのつま先です。
同じ方法でかかと(Short Row Heel)を編むことも多いです。

以上の3つが私が良く編む形+方法です。
つま先の形と作り目には他にも様々なバリエーションがあります。
靴下編みが好きになったら色々試してみましょう。
お気に入りの方法が見つかりますように。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
よい一日を。
れっつ えんじょい にってぃんぐ

靴下編みカテゴリの最新記事