編み物の英文パターンにチャレンジしてみましょう

編み物の英文パターンにチャレンジしてみましょう

手編み講師 棒針編み大好きなtomominです。
英文パターンを編んでみたいけれど、躊躇しているという方、
まずは気軽に無料のパターンを手に入れてチャレンジしてみましょう。
(「英文パターンは難しい?!」はこちら

英文パターンの仕上がりサイズ展開

日本の編み図は1つのデザインに対して、サイズがほぼ1種類、多くてもMとLの2種類です。
それに対して英文パターンはXS、S、M、Lの4種類~5種類もある場合もあります。
サイズ表記はXS(S、M、L)と最初に一番小さいサイズが書かれていて、()の中は順番に大きくなります。

・Abbreviations

パターンで使う編み方の略語です。
パターンの本文で使う略語が網羅されています。
よく使われる略語をざっと書いてみます。
(パターンによって略語の種類は沢山あるので、ネットで「英文パターン」等で検索すると良いでしょう。

【例】
CO=cast on=作り目
BO=bind off=目を伏せる
RS=right side=表側
WS=wrong side=裏側
k=knit= 表編み
p=purl= 裏編み
st st=stockinette stitch= メリヤス編み
wyib=with yarn in back=糸を後ろに構えて
wyif=with yarn in front=糸を前に構えて
rep=repeat=繰り返し
k2tog=knit2 stitches together=左上2目一度
ssk=slip,slip,knitwise to the right needle,back to the left needle,knit together through back loops=右上2目一度
PM=plece marker=マーカーする
SM=slip marker=マーカーを移す
kfb=knit into the front and back of a stitch=1目から2目編み出す
W&T=wrap and turn=引き返し編み
rnd(s)=round(S)=輪編みの段  等々

スポンサーリンク


こんな編み方、略語が使われているのだなぁとザッと目を通したら、

いよいよ編み始めです!

CO ○○sts =キャストオン〇〇ステッチス=○○目作り目をする。
一番ポピュラーなのは「指でかける作り目」ですが、伸縮性等に留意して特別な作り目の指定がある場合もあります。

わかりにくいのが繰り返しの表記

同じ編み方を繰り返す部分を全部編み文にすると膨大な長さになってしまうため、
繰り返しの記号に**や()[]などが使われます。
このとき迷うのが、最初に編んだ部分を数えるのか数えないか、です。
Repeat ○times=あと〇回繰り返す となり
Repが付いていると既に1回編んでいるところをあと〇回繰り返す、の意味になります。
ここを間違うと、段数や増し目が増えてしまうので、注意が必要です。

略語を読むコツ

編み文の中の略語は,カンマで区切られています。
,と,の間にあるスペースで区切られた部分は2つの略語で1つの操作を表しています。
その見分け方に慣れることが、英文パターンを理解するコツのひとつです。

それでも編み方の説明でどうしても理解できない部分がでてきたら

私はraverlyなどで、先に編んでいる人の参考になるページを探してヒントを得るか、
英文から日本語にwebの翻訳ソフトを使って概要を訳して、何となく意味を掴むかをします。
それでもわからないときは、自己流で辻褄を合わせて編み進むことも。
本当に国によって、デザイナーによって、同じ操作でも編み文が違って
効率よく書かれた分かり易いものと、慣れない表現のものがあります。
なるべく最初は見た目で編み方が想像できる作品を選ぶのも手です。

最後までお読みいただきありがとうございます。
今日もよい一日を。
れっつ えんじょい にってぃんぐ!

編み物 中級編カテゴリの最新記事