編み物初心者さんあるあるお悩み

編み物初心者さんあるあるお悩み

手編み講師 棒針編み大好きなtomominです。
朝の気温が10℃を下回り、ぐっと冷え込んできました。
そろそろ毛糸のアイテムの出番ですね!

今日は編み物教室の日でした。
実際に初心者さんから受けたご質問について書きたいと思います。

編み針の構え方と表目裏目の編み方の練習が終わり、
初めて何か簡単で使えるアイテムを編みたいとのリクエスト。
サイズ調整にそれほど神経質になる必要もなく、
輪針でグルグル編めるガーター編みのネックウォーマーをおすすめしました。

そこで

Q 毛糸を何玉買ったら良いでしょうか?

必要な毛糸の量

これは編み物をするとき、初心者からベテランに至るまで
誰でも作品を編む前にまず考えないとならないことです。
編みたいデザインが決まった→いざ編み始める為に、毛糸を購入。
テキストの指定糸で、編み図の通りの大きさに編む場合は掲載された材料情報の通りに買えばよいのです。
本が結構昔に出版されたもので、掲載されている指定糸が既に廃番、とか
指定糸と同じ太さの糸がセールになっているのでその糸に置き換えたい
このようなケースはよくあります。

毛糸を指定糸以外の代替糸に変える場合、必要量はどうやって計算したら良いのでしょう。

たとえば、本には1玉50gの極太毛糸が180g必要と書いてあるとします。
指定の針の号数は8号だとします。
代替糸も極太を選んだので、同じく180g=4玉買えば良いかというとNGなのです。
ではどうしたら良いか。

まずは指定糸(A糸)の糸の長さを調べます。

ネットショップ等で毛糸の名前を検索すると大体ヒットすると思います。
例えば、50gで糸長65mと書いてある糸の場合
65m÷50g=1.3m と計算します。
これは1gあたり1.3mの毛糸ということになります。
必要量は180gなので、1.3m×180g=234m
本に載っているスヌードは極太毛糸約234mで編めることがわかりました。




次に自分が使いたい糸(B糸)のラベルを見ます。

毛糸何玉必要?
重さが書いてある横に「糸長」が書いてあります。
30gで33mと書いてあったとします。
33m÷30g=1.1m
1gあたり1.1mの糸だということになります。
編みたい作品に必要な糸長は合計約234mなので 234m÷1.1m=212.72 約213gの毛糸が必要です
1玉30gなので 213g÷30g=7.1→7.1玉→8玉要ることになります。
(A糸)は1g当たり1.3mで
(B糸)は1g当たり1.1mということは
1g当たりの長さが(A糸)の方が(B糸)より0.2m=20cm長いということです。
別の言い方をすると、(B糸)の方が(A糸)より太いのが分かります。
編みたい毛糸(B糸)のほうが、指定糸(A糸)より太いので
同じ太さの棒針で編み図通りに編んだ場合はB糸の方が沢山必要(A糸だと180gのところB糸だと213g)になる計算です。

今回はスヌードをグルグル輪に編むので、
スヌードの高さはある程度自由にできます。
足りなくなったら1~2cm高さが低くなっても構わないということで毛糸は7玉買うことにしました。

編み物計算
編み物って意外と計算です。算数です。
でも方法がわかってしまえば大丈夫。
四則計算の範囲で計算できることばかり。
もしどうしても必要な糸の分量が分からない場合は
親切な店員さんの居る手芸店で相談してみるといいと思います。
それか余りは出てしまうかもしれませんが、多めに購入しておくのがおすすめです。
一生懸命編んだのに最後に足りなくなってしまうと悲しいですからね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
よい一日を。
れっつ えんじょい にってぃんぐ!

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