靴下はつま先から編む?

靴下はつま先から編む?

手編み講師 棒針編み大好きなtomominです。

骨密度を上げるには「かかと落とし」運動が良いと聞きました。
朝歯磨きしながら50回。
これ結構ふくらはぎが疲れます。。
いつまでも元気で編み続けられますように、骨密度対策がんばります。

前回に引き続いて靴下編みについて。
靴下編みには2つの方法があると書きました。
個人的にはつま先から編む方法がおすすめです。

つま先から編む靴下がすすめな理由

毛糸の量や、好みの長さに合わせた靴下を編める

つま先から編むと、足のサイズ(22cmとか26cmとか)に合わせて
足周り部分を編み、かかとまで編めたら、
かかとの上から履き口までの長さを自由に決められるというのが最大のメリットです。
靴下は左右2枚で1足ですので、
例えば、残っている毛糸で両足分を足りるようにしようと思ったら、
まず毛糸の重さを計って、2等分します。
つま先から足周り、かかとと編み進んだら、
残りの毛糸をギリギリまで使い切った長さのソックスを編むことができます。
くるぶしまでの短いソックスでも、ふくらはぎまでのハイソックスでも
つま先から編めば、後の毛糸の量と相談して
最後のかかとの上からのパーツの長さを自由に変更することができます。
これが履き口から編む方法ですと、
自分で履き口からかかとまでの長さを最初に決めてしまわないとならないのですね。

面倒なつま先のとじはぎがない

履き口から編む方法だと、最後につま先の部分が来るため、
どうしても輪に編んできた筒の口を閉じる必要があります。
メリヤスはぎやとじといったテクニックになるのですが、
これがなかなか初心者さんには難しい。
私もメリヤスはぎ、できないことはないけれど
しなくて済むならば、なるべく避けて通りたい。

海外パターンにはトゥアップが多い?!

これは統計をとるほど靴下ばかり編んではいないので言い切れませんが
編んでみたいなと思う海外パターンの靴下は
つま先から編む方法のものが多い気がします。
慣れると、つま先から編む方法で書かれたパターンを
履き口から編む(逆から編む)ように自分でかきかえることも可能ですが、
まぁ手間もかかりますし、最初からつま先から編むパターンを選んだほうが
簡単に編めることは間違いないです。



つま先から編む靴下におすすめの棒針

これは圧倒的に輪針が使いやすいです。
4本棒針で編むこともできますが、
基本靴下は甲側と底側の2面に目を分けて編むと編み易いので
60cm位の同じ号数の輪針2本を使うか
80cm位の1本の輪針を使ったマジックループという方法で編むのがおすすめです。

靴下編みに向く毛糸は?

初心者さんにはあまり細い毛糸で細い針、
最初から目数の多い靴下はおすすめできません。
最初は並太から合太位の毛糸を選びましょう。
太い毛糸を使うと、編むのは早いですが、
編み地も厚くなるので、外出時に履くのではなく
お家の中で履く用のソックスにすると良いと思います。
かかとの編み方など靴下編みに慣れたら、
中細程度の細目の毛糸で編んでみましょう。
そのときに耐久性が重要になってきますので、
ウール100%より、ナイロンが25%程度混ざった毛糸を選びましょう。
せっかく手間暇かけて編んだ靴下に、
すぐ穴が開いてしまったら悲しいですものね。
最近は靴下編みに向いた「ソックヤーン」が
どこでも手軽に手に入るようになりました。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
よい一日を。
れっつ えんじょい にってぃんぐ!

棒針編みカテゴリの最新記事