編み物に欠かせない「ゲージ」とは?

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手編み講師 棒針編み大好きなtomominです。
日中は上着がいらない陽気ですが
朝晩は寒くなってきましたね。

さて引き続き棒針編みの基本的なことについて書きたいと思います。

手の硬い緩い

例えば二人の人が同じ糸で、同じ太さの棒針で
作り目をしてメリヤス編みで何段か編んでみたとします。
二人が編んだ編み地を比べると
Aの人の編み地は目が詰まっていて小さく
Bの人の編み地はAの人より1目1目が大きいということがおこります。
これは編み目の密度の違いです。
編み物ではこの密度を表す単位として「ゲージ」という言葉をつかいます。
例えば「10cm四方で22目30段」と表します。
これは横10cmかける縦10cmの正方形の中の編み目を数えると
横方向に22個、縦方向に30個あるということです。
編み目は横方向には一目二目と数え、
横と区別する為に縦方向は一段二段と数えます。

Aの人の編み目はBの人に比べると1目1目が小さい=目が詰んでいる=密度が高い
このことを編み物では俗に「手が硬い」と言います。
Bの人の編み目はAの人に比べると1目1目が大きい=目が詰んでいない=密度が低い
このことを「手が緩い」と言います。
二人が同じ糸で、同じ針の太さ、全く同じ編み図でセーターを編んだとすると、
Aのセーターが小さく、Bのセーターが大きくなります。
どちらが良いということではないです。
手が硬い人が、もっと緩い編み地を編みたかったら1、2号太い針に替えます。
逆に手が緩い人が、もっと目を詰めて編みたかったら、細い針に替えると良いと思います。

この手の硬い緩いは初心者の頃からベテランになっても
あまり変わらないから不思議ですね。
これ、私は編み物する上での性格?みたいなものだと思ってます。
性格ってひとりひとり違うし、そうそう変わりませんものね^^
自分の編み目の特徴を知って、編みたいものに合わせて
ゲージを調整ができるようになりましょう。
ベストやセーター等、着るものを編み始めるときは
はやる気持ちを抑えて、まずはゲージ取りすることをお勧めします。
「急がば回れのゲージ取り」でございますよ。

あ、ゲージ取りの方法ですが
まず本に書いてあるゲージを見ます。
例えば10cm四方で22目30段とします。
横、縦とも10cmより大き目約15cm四方の編み地を編みます。
15cmは10㎝の1.5倍ですので
22目×1.5倍=33目 30段×1.5倍=45段 編むことになりますね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
良い1日になりますように。
れっつ えんじょい にってぃんぐ!

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