手編みの靴下の魅力と編み方

手編みの靴下の魅力と編み方

手編み講師 棒針編み大好きなtomominです。
無料の健康診断に行ってきました。
ズバリ骨密度が年齢の割に低いという結果が!
骨密度を上げるには歩くとか運動が良いのですが じっと編み物をするのが好きなんだから仕方ありませんね。
でもずっと健康で編み続けるために
何か策を練らなくては!と真剣に考える今日この頃です。

手編みの靴下
さていきなりですが、ソックニッターという言葉をご存じでしょうか?
主に海外では靴下ばかりを編む人のことを
ソックニッターと呼びます。
(最近は日本でも靴下を編む人が増えています!)
何でわざわざ足に履く靴下を時間を掛けて編む意味があるの?とお思いになるかもしれません。
実は私もはじめて靴下を編んで履いてみるまではそう思っていました…。
今回は手編みの靴下の魅力と編み方の種類についてお話しします。

靴下編みの魅力

「起承転結」があること

つま先から編む方法を例にすると
起:つま先
承:足周り
転:かかと
結:かかとの上から履き口まで
それぞれのパーツに様々な編み方やバリエーションがあり
シンプルなアイテムなのに、飽きることがありません。

色々な糸で遊べること

靴下の面積は少ないので
ウェア全体だとどうかなぁと思うような
派手な糸、カラフルな糸で編んでもOK。
使う糸の量も少ないので、
残った毛糸の有効活用もできます。

手編みの靴下は暖かく蒸れない

はじめて靴下を編んでみるまでは
「毛糸で靴下?なんで?」
と私も思っていました。
厚手だから、靴がきつくなりそうだし、
せっかく編んでも、買ったものとくらべるとすぐに穴が開きそう。とか。
でも一回編んだ靴下を履いたら、ヤミツキになりました。
兎に角暖かいし、ウールは呼吸をしているので蒸れない。
かかとが薄くなってきても、ダーニングという方法で
可愛く補修もできるんです。



靴下の編み方2種類

靴下はどこから編み始めるのでしょうか。
編み始める順番で分類すると主に2種類あります。
履き口から編む方法
つま先から編む方法です。
日本では主に履き口から編む方法が今までメインだったと思います。
その理由を自分なりに考えると
海外の編み方であるような、つま先の作り目の方法というのが
日本の編み物の教科書には正式な方法として
載っていなかったからなのではと思います。

履き口から編む方法

英語ではトップダウンで編むと言います。
普段足を通す履き口から編んで行く方法です。
踵を通しやすいように、靴下がずり下がってこないように、
履き口は伸縮性のあるゴム編みがポピュラーです。
まずは作り目をしてゴム編み部分何段かから編み始め
かかとが始まる部分まで輪に編みます。

次にかかと(後ろ)部分を編みます。
人間の足って、かかと部分が出っ張っていますので
このかかと部分を編むとき足の甲側の目は休めておき
かかと部分は往復編みになります。
続けて今度はかかとの下の部分を作ります。
このかかとの下の部分をかかと折り返しと言います。
かかと折り返し部分も往復編みします。

かかとが形作られたら、足周りの部分を編みます。
甲の部分の厚みもあり、徐々に減目しながら
かかとの部分の往復編みから、また輪編みに戻ります。

最後につま先を編みます。
つま先は足周りより尖っていますので、
徐々にまた減目をしながら輪に編みます。
最後に残った目をはいだらできあがりです。

つま先から編む方法

英語ではトゥアップと言います。
字の通りつま先から編む方法です。
順番はトップダウンの反対。
まずつま先の作り目をして(これには色々な方法があります)
足周り、かかと、履き口までを編みます。

是非一度、靴下を編んで履いてみては?おすすめです♪

今日もお読みくださいましてありがとうございます。
良い一日を。
れっつ えんじょい にってぃんぐ!

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